著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

坂田利夫師匠は私生活で「アホの坂田」と言われるのは苦手

公開日: 更新日:

■飛行機が嫌い 大阪ー北海道を電車移動

 坂田師匠は飛行機嫌いでも有名。海外ロケとスケジュールに余裕がない時以外には決して飛行機には乗らないことも徹底されています。ある時、北海道の旭川へロケで行かれた時も、前後のスケジュールに余裕があったために、マネジャーも連れずに1人で片道20時間以上かけて電車と車を乗り継いで大阪と現場を往復し「ほんまに日本一、電車に乗ってる芸人ちゃうやろか?」とご自分でもおっしゃる。

 周りから「(飛行機で)飛んだら2時間で行けんのに」と言われても「いややわさ~」とギャグで返しておられました。

 ある時、高知でのロケがあり、スケジュール的にどうしても飛行機でないと間に合わないことになり、渋々搭乗。伊丹空港を離陸して高知空港に着陸するまで、同行されたオール阪神さんの太ももをずっとわしづかみ。ロケが終わり、阪神さんがホテルでズボンを脱ぐと、太ももには紫色に変色し内出血した師匠の指の痕がくっきり! 人気プロレスラーで「鉄の爪」といわれたフリッツ・フォン・エリックになぞらえて「坂田利夫のアイアンクロー」と楽屋で話題になったこともありました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方