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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

ザブングルの長すぎた自粛…一般人に戻る芸人が止まらない

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 ただし、今回のメインは西野ではない。気になったのは、お笑いコンビ・ザブングルの松尾陽介(44)が引退、3月でコンビを解散すると発表された。ボケ担当の加藤歩(46)の「悔しいです」「カッチカチやぞ」といったギャグで一時は売れっ子になっていた。彼らは名古屋圏出身で、まだブレークする前、名古屋ローカル番組で共演し、よく顔を合わせていた。

 ある時、「先輩芸人から聞いたけど、売れっ子になればすごくモテるそうで、大物芸人のA(実名)はグラビアアイドルの超人気者と交際していたそうです。僕たちもそうなりたいです」と楽しそうに話してきた。僕が「それ、リポーターの僕に言うのはNGでしょ」と返したら、「あっ、そうですね。す、すみません」とペコリ。2人とも素直で普通の感覚を持っていた。闇営業問題での謹慎もあったが、コロナ禍で収入は厳しかったろう。コンビのひとりが引退というのは残念だが、こうした芸人は氷山の一角に過ぎない。

 そして、石田純一(67)はどこへ行ってしまうのだろう。たびたび大勢での会食が報じられ、今やユーチューブで言いたいことを言うだけ。これでは一緒に仕事をしてきた相手も、少し様子を見ようとなっても仕方ない。彼もコロナの犠牲者だろうが、誰もが西野になれるわけではない。

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