名前が気に入らなければ まるで「整形」のように改名申請
今月9日に日本で公開される韓国アクション映画「ザ・バッド・ガイズ」。2014年に韓国で放送されたドラマをモチーフに製作され、457万人を動員する大ヒットとなった。映画にはあの“豊臣秀吉”の名前まで登場し、筋肉ムキムキの主演俳優マ・ドンソクが極悪非道の日本人に立ち向かう。
そこで魅力を振りまいているのが美人女優のキム・アジュン。ドラマにはなかったキャラクターの“ノスン役”を熱演したが、“ノスン”という名はコンプレックスでしかない。
韓国では「子(ジャ)」や「純(スン)」のつく名前は田舎くさいという印象を持たれている。映画の中で何度も「私はノスンじゃなくてジェシカだってば!」というセリフが飛び出すのはそのせいだ。
韓国といえば整形大国だが、顔を変えるのと同じく、名前も気に入らなければ改名申請する。手続きが簡単なこともあり、年に7万件ほどだった改名申請が06年には10万件超に増加した。これは前年に放送された大ヒットドラマ「私の名前はキム・サムスン」が大きく影響したといわれる。