主演作「ファーザー」アンソニー・ホプキンスの怪優際立つ
「父をそのまま演じただけ。認知症ではなかったけど、弱って死を目前にして、とても混乱し気が立っていた」
主演男優賞は「羊たちの沈黙」でハンニバル・レクター博士を演じて以来、約30年ぶり。
「私は暗記魔だからか、脳の衰えもなければ、引退も考えていない。今も老戦士だよ」
人生の終末期を演じてなお、怪優ここにありと印象づけるホプキンスが際立つ一本だ。5月14日から東京のTOHOシネマズシャンテほかでロードショーとなる。