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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

コロナで変わるジャニーズ グループ活動の前に個人で活動

公開日: 更新日:

 芸能界は実力をつけることで人気が生まれる。アイドルは逆だった。ビジュアル面など、必ず人気が先行した。先に人気ありきで実力は後回しになりがち。人気は一瞬にして得ることもあれば失うこともあるが、実力は時間と経験でつけていくものだ。人気のスピードが速いアイドル。実力が追い付かなくなるケースもある。

 グループを解散後、個人活動で失速していく子も少なからずいた。木村拓哉中居正広はグループ活動しながら個の力をつけ成功した。結局、人気と実力を十分獲得してからの個人活動かどうかが分岐点だと思う。

 コロナ禍で後輩たちはグループ人気が安定する前に個人活動を優先させた。評判はいい。「アイドルとは思えないパフォーマンスができている」という。バラエティーで芸人顔負けの話術とキャラを発揮する者もいれば、情報番組でしっかり自分の意見を話す者もいる。俳優業も活発だ。なかでも放送中のドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)に生徒役のひとりで出演中のキンプリ・高橋海人は「ポスト木村拓哉」の呼び声も上がるほど評価されている。


 個人として人気と実力が早々につけばグループ活動は二の次になる可能性も出てくる。

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