「TOKYO MER」vs「ナイト・ドクター」医療モノ対決の行方と気になる新人2人
「芸能マスコミ的には、どっちか軍配をつけたくなるんでしょうが、まあ、視聴者にとってはどっちでもいい話でしょう。とはいえ、4月クールで世帯視聴率上位だった“TBS日9”と“フジ月9”が同じジャンルでガチンコ対決というのは気になりますよね」
そう語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「優劣をつける意味はありませんが」と前置きして、こう続ける。
■それぞれ注目の新人は?
「『ナイト・ドクター』は初回を見る限り、“医療ドラマ”というより“青春群像劇”に寄せた感じなので、現場の緊迫感に関して物足りないという視聴者もいたでしょう。現場の緊迫感に関しては『MER』の方が見やすくなりそうで、世帯視聴率争いなら『MER』が有利かもしれません。個人的に注目するのは連ドラ『青のSP』の生徒役で注目された宮世琉弥さん(ナイト・ドクター)と、『魔進戦隊キラメイジャー』のピンクを演じた工藤美桜さん(MER)。フレッシュな2人が伝統枠でどんな爪痕を残せるか、反響も含めて見守りたいと思いますね」
TBS日9とフジ月9といえば、1990年代から2000年代、あの木村拓哉(47)がこの2枠を往来して高視聴率作品を叩き出していた。2つの伝統枠が、同クールに医療ものでぶつかることに興味を示すのは“おじさんメディア”だけなのか。でも、比べたくなる?