美智子さま、雅子さま、紀子さま、眞子さま…順番にバッシングされる皇族の悲劇

公開日: 更新日:

 ある意味で秋篠宮さまも同じだ。元来、皇位継承権のある男子が複数生まれたら、帝王学を受けるのは長子だけである。例えば、昭和天皇には3人の弟宮がいたが、東宮御学問所で特別の教育を受けたのは昭和天皇だけだった。今上天皇も将来の天皇としての教育やしつけを受けたが、礼宮時代の秋篠宮さまは、美智子さまの放任主義ではないかといわれるほど自由気ままに育てられた。兄弟に同じ教育を受けさせないのは、古から兄弟が皇位をめぐって争わないための知恵なのだ。秋篠宮さまが天皇になる教育を受けてこなかったのだから、紀子さまの相談相手になることはできなかっただろう。

■批判するのはどういう人たちなのか

 やがて眞子さんと小室圭さんの婚約が決まり、秋篠宮家が再び注目された。ところがその数カ月後、小室家の借金問題が噴出して、秋篠宮家の評価は再び落ちていく。

 評価が上がったり下がったり、これほど激しく変わるのも珍しいが、世論に近づいて報じるのがメディアなのだから、批判はおそらく世間の平均値だったのだろう。ただ、どういう人たちが批判していたのかだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド