著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

出演本数1位を狙うオードリー春日は不可能を可能にするニュース製造機

公開日: 更新日:

 この結果には土田晃之も「バケモンじゃん!」と驚愕の表情を浮かべる。もし、帯のレギュラーなしで1位をとるようなことがあれば間違いなく前人未到の大記録。けれど、春日はこれまでも不可能を可能にして数多くの「ニュース」をつくってきた“ニュース製造機”だ。マネジャーがカウントされる番組の条件を調べるなど、事務所もこの野望を後押ししていると語っていることから、現実味も帯びてきている。

 今日も春日は地方にロケに飛んだり、「人間では難しいとされるコト」に挑戦したりしているだろう。「一日、朝から夜までのロケだとちょっと効率悪いなって」と笑う春日に、若林は「しんどそうにしてるの見たことないです、この14年間」と言う(同前)。

 さらに「スベってヘコんでるのも見たことがない」と付け加えると、「それはなきゃダメじゃない?」と土田は苦笑。すると春日は「スベってヘコんでる時間あったら、その時間に1本ロケ入れてほしい!」と堂々と言い放つのだ(同前)。

「とにかくテレビが好きなので、いくつになってもずーっと出ていたい。同じようなことをずっとやっていたい」(テレビ朝日系「凪咲とザコシ」22年9月6日)と語る春日。彼がいるだけでパッと画面が明るくなる。ならば春日が出演本数1位になることは、その「場が清め」られ、日本が明るくなるということに違いない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」