火曜夜の恋愛ドラマ対決は大石静「星降る夜に」に軍配? 北川悦吏子ドラマに辛口のナゼ
■「大石静さんは過去作含めてアンチが少ない」
TVコラムニストの桧山珠美氏が言う。
「『星降る夜に』も放送前は、聴覚障害の男性が相手役という点で、前期の話題作だったフジテレビ系『silent』の二番煎じか、と思っていましたし、初回も、北村さんが知り合ったばかりの吉高さんを勝手に写真に撮ってキスするといった滅茶苦茶なスタートでした。それでも、年の差や、産婦人科医と遺品整理士と現代抱えるテーマも絡めた内容で、役者の力量もあってストーリーはまとまっています。一番は、大石さんは過去作含めてアンチが少ないこと。それは時代に合わせて主人公の年齢設定や恋愛要素を入れながら職業に主軸を置いたテーマにしたり、柔軟だから。対して北川さんは、自分の姿勢を貫くスタイル。ロングバケーションの頃から、“恋愛は若い男女がするもの”という前提が多く、仕事よりも恋愛が主。今でも平成ラブストーリーの王道を走っています。『夕暮れに、手をつなぐ』も、主人公の“空豆”というネーミングや、田舎者をバカにしている? と思わせるようなハイブリッド方言や、噴水で顔を洗うといったストーリー以前の言動も注目されました。過去に何度も“炎上”していることも大きいでしょう」