再放送中NHK朝ドラ「ひらり」主人公の姉・みのり役の鍵本景子さんは一級建築士と結婚し一女の母
■幻燈会(映像+音楽+朗読)を開催
実は、結婚・出産後も主婦業に専念していたわけではない。篠笛、パーカッションの演奏家と3人組「おほんゴギーノ」を結成。イラストレーター&デザイナー・小林敏也氏の画本をもとにした“幻燈会(映像+音楽+朗読)”を、出身地・東京都小平市や国分寺市で行い、鍵本さんは朗読を担当している。
「“幻燈会”は宮沢賢治さんの作品を、公園などの屋外で上演していて、スタッフとして準備も手伝っているんですよ。朗読には昔から憧れがあり、結婚前から取り組んでいました。子どもができてからは、娘の小学校で子どもたちに絵本の読み聞かせをしていました」
3年前からは、個人で紙芝居「おきなわ 島のこえ ヌチドゥタカラ〈いのちこそたから〉」の上演も行っているという。
「コロナ禍に、自分で原作の同名絵本(文・絵=丸木俊、丸木位里)の出版社・小峰書店に連絡し、著作権者から許諾をいただいて、原画からプリントしてもらった印画紙の裏にケント紙を貼ったり、額縁を設計したりして紙芝居を手作りし、小さな喫茶店で上演を始めました。何かせずにはいられないところがあるんですよね。『ひらり』を見ていたという方が、『みのりちゃんが今、どうしているか知りたくて来ました』といらしたこともあり、ありがたかったです」