著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

【追悼】ジョニー広瀬さん “妙技”を披露しながらも「練習したら誰でもできんねん」と励ましてくれた

公開日: 更新日:

 8月26日、白血病でお亡くなりになったマジシャンのジョニー広瀬さん(享年75)。ダンディーな外見と違って、いつも親しみのある大阪弁で楽しそうに話されていました。

 私が初めてお会いしたのは30年以上も前の楽屋でしたが、何をされている方なのかも知らずに「漫才を書いています本多です。よろしくお願い致します」と名刺をお渡しすると「難しいことしてんねんな。誰のん書いてんのん? 巨人さんとこ? 凄いやんか! 俺のこと知ってるか?」「失礼ですが存じ上げません」と頭を下げると「会うの初めてやもんな。マジックやってるジョニー広瀬です。ジョニー言うても純粋な日本人やで。よろしゅうね。どこに住んでんのん? ホンマかいな? 自分(君)とこのちょっと先やわ」と気さくに話してくださいました。

 楽屋で、若手芸人たちに「カードマジック見せてください」「コインマジック見せてください」と頼まれると「しゃあないな~」と苦笑いを浮かべながら、その妙技を惜しげもなく披露されていました。

■タネも仕掛けもない。あるのは“技術”のみ

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」