企業の「ジャニーズ離れ」の素早さ…鈍感すぎるNHKとメディア人間たち
世界を相手にするグローバル企業の敏感さに比べ、井の中のかわずであるテレビや新聞は事の重大性がいまだに分かっていない。朝日新聞が出しているAERAや毎日新聞のサンデー毎日が、毎週のように表紙にジャニタレを使い続けてきているのが、その証左である。
テレビは様子見だが、スポンサー離れがこれ以上進めば、手のひらを返したようにジャニタレを切り捨てるはずだ。では、ジャニーズとズブズブの関係にあるNHKはどうするのか。
9月11日の「クローズアップ現代」は「ジャニーズとメディア“沈黙”なぜ」とこの問題を取り上げた。元歌謡・演芸担当だった大鹿文明番組部長は、「芸能とか娯楽番組っていうのはやっぱり見てもらってなんぼ」、そうなると、タレントが持っているファンの数が非常に欲しくなり、性加害の問題には思いがいたらなかったと話す。
だが、NHKの元音楽プロデューサーは、文春とジャニーズ事務所の裁判のことは知っていたが、それを理由に「ジャニーズの起用をどうしようか」といえば、「おまえ、おかしいんじゃないの?」といわれたと告白している。