小泉今日子がジャニーズ性加害問題でTV界にモノ申す「悪い膿みたいなのが出始めている」
ジャニーズ事務所はキョンキョンを社外取締役に起用してはどうか
もともとは「テレビっ子」だが、「リアルタイムでテレビを見ることがもう2年ぐらいない」という小泉の言葉には、中高年世代もうなずくのではないか。民放との仕事が長い広告プロデューサーもこう言う。
「もっともな話ですね。視聴者が面白いと思うことを追求していくというテレビの本分を今のテレビは忘れてしまっている。あまたのヒット番組をお茶の間に送り出した名物プロデューサーは、テレビの前に誰がいるのかを考え、その視聴者が何を求め、どんな会話をしているのか想像する。そうするとおのずと企画は見えてくると言っていましたが、いまはジャニーズだから、などと大手芸能プロの側を向いてしまっている。ジャニーズ問題は根が深いですが、テレビマンには自分たちを見直す機会にもなるのではないでしょうか」
それを指摘したのが小泉今日子であることに、快哉を叫ぶベテラン業界人もいるそうだ。
アイドル歌手全盛期の80年代、小泉は中森明菜ら才能豊かな新人の多かった「花の82年組」。時代のスター松田聖子とおなじ聖子ちゃんカットが定番のなか、小泉は髪をショートカットにイメチェン、保守的なアイドル像から脱却しブレークしたのは中高年世代にはお馴染みの話。その後も右へ倣えをよしとせず、独自路線を歩み続けている。
昨年のデビュー40周年の際はこんなことを言っていた。
「老化は進化ってことです。物は捉えようで、老眼になったりしたら、ここまでやっときた、みんなが言っていたのはこれなんだ、みたいな。そういうのを楽しんでいる。エンターテインメントの世界でも、私自身が高齢になっていった時に新しい楽しみ方を提案できるんじゃないかなと思ってる。一緒に楽しめることを。例えば、朝クラブに集まるとか、そういうのを考えるのが楽しい」
50歳を機に大手芸能プロから離れ、自身が代表を務める制作プロダクション「株式会社明後日」を設立。
「小泉さんが吟味して納得のいく舞台や映像などを手掛けています。事務作業も小泉さん自身が行っていてメールや電話対応まで。志を同じくする仲間が集っています」(芸能関係者)
自分の言動に責任を持ち、おかしいことや気持ちの悪いことには忖度することなく平場からモノ申すキョンキョン。ジャニーズ事務所はいっそ小泉今日子を社外取締役に起用してみてはどうか。