市川猿之助被告“執行猶予明け”に向け松竹が練る復帰シナリオ…歌舞伎界は観客減で大ピンチ
市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦=47)被告は今月20日の東京地裁での初公判で「歌舞伎で償いたい」と復帰願望を述べた。警視庁原宿署に勾留中は「もう表舞台には出たくない」と語ったと伝えられており、百八十度の変わりように、法廷では驚きの声も漏れていたという。
都内の自宅で、同居する父の市川段四郎さん(享年76)と母の延子さん(享年75)が亡くなり、猿之助被告が自殺未遂の状態で見つかった5月、猿之助被告を中心とした心中事件と報じられた。猿之助被告には当初、殺人罪での起訴の可能性も取り沙汰されたが、起訴内容は両親に向精神薬を服用させ、自殺を手助けしたとする自殺幇助罪。このあたりの推移もやぶの中だが、元フジテレビアナで弁護士の菊間千乃氏(51)は報道番組でこう語った。
「自殺幇助罪は初犯ですと執行猶予が付く可能性も多く、今回検察が3年の求刑ということだと、おそらく検察側も執行猶予が付いていいのではないかと思ってるのではないのかな、というふうには見えます」
こうした感想はマスコミや法曹関係者にも少なくなく、「もはや復帰前提の出来レース」との声もあがる。
「猿之助被告の心境の変化との関連であるとすれば、家族から殺すように依頼されて殺害したとする嘱託殺人での起訴ではなかったこと。自殺幇助罪であれば有罪でも執行猶予になる可能性が高い上、有名人の被告はすでに報道などによって社会的制裁を受けたと見なされる。執行猶予であれば、執行猶予明けに復帰へと動けますからね」(法曹関係者)