市川猿之助被告に早くも「3年後復帰説」…歌舞伎界の常識は世間の非常識?

公開日: 更新日:

 10月20日に東京地裁で開かれた市川猿之助被告(47=本名・喜熨斗孝彦)の初公判には、驚きの声が上がった。

 父・市川段四郎さん(享年76)と母・延子さん(享年75)に対する自殺ほう助罪に問われていた猿之助被告は起訴内容を認め、検察が懲役3年を求刑したのは、ご存じの通り。

「公判の冒頭で職業を問われた猿之助被告は『歌舞伎俳優です』ときっぱり。辞めたつもりはないわけで、公判の中で『許されるなら歌舞伎に関わり、舞台に立ちたい』という希望を持っていることが明かされた。しかしながら、事件の発端のひとつである猿之助被告のパワハラ、セクハラ疑惑はうやむやのまま。ネット上では《贖罪も終わっていないのによくそんなことが言える》《自己中心的》などと、驚きというか《呆れた》なんて声も上がっています」(エンタメ誌編集者)

 歌舞伎界の常識は世間の非常識なのかもしれないが、スポーツ紙芸能担当は「3年後ぐらいに復帰したとしても不思議じゃない」とこう続ける。

「執行猶予が付くだろうと見る専門家は少なからずいますし、歌舞伎興行を手がける松竹サイドも、稼ぎ頭のひとりだった猿之助被告の復帰を受け入れる方針です。すでに2年後ぐらいまでは興行のスケジュールも決まっているわけで、その間は“リハビリ”を兼ねて裏方に回って復帰の準備を進めるんじゃないですか。パワハラ、セクハラ疑惑については《ジャニーズのそれと変わらない》なんて指摘もありますが、世間が何と言おうと、タニマチやファンさえ復帰を受け入れてくれれば、興行そのものは打てますからね。その構図もジャニーズのそれと変わらないわけです」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 7

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 8

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  4. 9

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  5. 10

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育