またぞろ「メディア戦略」を始めた旧ジャニーズ事務所の愚…TV局と再接近、出版社を選別
日テレが「SMILE-UP.」に対しここまで媚びるのは視聴率のためだという。
「現在もライバルのテレビ朝日と視聴率3冠王争いでしのぎを削っている。なかでも全日帯でテレ朝と同着なんです」(事情通)
さらに毎年12月初旬に放送されている視聴率ドル箱音楽特番「ベストアーティスト」の放送を控えていることも大きいという。
「例年通り旧ジャニタレのアイドルグループを最低でも5~10組は出演させたい。その条件として降板のウワサがあった嵐の桜井翔がキャスターを務める報道番組『news zero』は来年4月以降の継続も決定した。日テレはスポンサーの反対を押し切ってスマ社と歩んでいく腹積もり。全ては視聴率を取るためだ」(日テレ関係者)
“マスメディアの沈黙”が性加害問題に結果的に加担したと指摘がある中、露骨な「現実路線」には鼻白むばかり。またもや忖度と癒着に逆戻りではなんの進展もない。一方、テレビ界で目下懸念されているのが「SMILE-UP.」の先鋭化だという。
「ジャニーズに批判的な週刊誌を発行する出版社との付き合いをゼロベースにするそうです。今回の性加害問題に関して、あまりに無責任かつ裏を取っていない記事が散見されることが理由。出版社にとってドル箱であるカレンダー利権の見直しに入るようだ。基本、週刊誌を発行する版元にはカレンダー利権を渡さず、新たな選定に入る。なかには1社で2~5グループのカレンダーを出す版元も出てくるかもしれない」(業界関係者)
またぞろメディア支配に動き始めた「SMILE-UP.」と、それにくみするテレビ局。愚かというしかない。