安倍派裏金問題とジャニーズ性加害問題に共通する大手メディア記者の怠慢…SNSで指摘相次ぐ

公開日: 更新日:

 14日に放送されたフジテレビ系「めざまし8」で、コメンテーターで元NHK解説委員の岩田明子氏(53)は、社会学者の古市憲寿氏(38)から「岩田さんのような政治記者みたいな人はどれぐらい知っていた話なんですか」と問われると、こう答えていた。

「政治部と社会部とで縦割りですから政治部の人間は政策とか政局とか追っていて、収支報告なんかお金の話は社会部マターなので」

■きちんと取材して記事にするのが記者の仕事

 つまり、「自分は知らなかった」と言っていたわけだが、岩田氏と言えば「安倍派」会長だった故・安倍晋三首相と近しく、著書に「安倍晋三実録」(文芸春秋)もあるなど「安倍派」を知り尽くしていた人物だ。岩田氏の直近の取材記事によると、安倍氏は「裏金化スキーム」を知った際、激怒して「直ちに直せ」と指示していたという。

 安倍氏が激怒するほど、派閥内でパー券収入をめぐる脱法、違法な処理が横行していたのであれば、「安倍派」担当の政治部記者としては「知らなかった」では済まされないのではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド