“ふてほどロス”がとまらない! 業界視聴率ダントツで高まる続編への期待
■クドカンの面目躍如
TBS関係者はこう話す。
「かなり話題になったドラマですが、業界関係者の視聴率はすごく高くて、局内でもたびたび話題になっていました。含みを持たせたあのラストは、間違いなく続編やスピンオフ企画が想定されていると思います」
TVコラムニストの桧山珠美氏も、「まさにクドカンの面目躍如でしょう」としてこう続ける。
「ドラマで“○○ロス”と言われるようになったのは、彼の『あまちゃん』の“あまロス”あたりからだと思うのですが、今回も見事に“ふてほどロス”が発生しましたね。中高年にはうれしい小ネタ満載でしたが、単なる『昭和懐古』で終わらせず、阪神・淡路大震災や親子関係、そしてハラスメントの問題など、本当にいろいろな要素が入っていて、上手にまとめられていました」
桧山氏が続ける。
「どの世代が見ても面白いものになっていたと思います。世代や性別など、いろんな人の思いをうまく可視化していて、息苦しい昭和も令和も笑い飛ばすという作品でした」
スピンオフや続編に期待する声はますます高まりそうである。