NHK夜ドラ「VRおじさんの初恋」でさすがの演技 野間口徹はバイプレーヤーから堂々の主役級に
一方、アバターのナオキを演じる倉沢杏菜の演技にも注目が集まっている。倉沢は2021年から22年にかけて開催された「レプロ30周年主役オーディション」で約5000人の応募者の中から見事合格した、期待の新人。演技初心者ながら「VRおじさん」では、直樹のアバターという難役に挑んでいる。
「直樹のアバターなわけですから、見た目は女子高生でもセリフを喋る際には直樹を、つまり野間口さんの口調と似通うように意識しなければならない。撮影にあたっては、野間口さんが先に自分のセリフを読み、その後、倉沢さんに同じセリフを読んでもらい、丁寧につきっ切りで指導したそうです。そのかいあってか、性別も年齢もまるで異なるのに、だんだんナオキが直樹に見えてくるから不思議なんですよね」(テレビ誌ライター)
作り込まれた仮想現実の世界も美しく、視聴者からも《きれいで癒やされる》と好評だ。仮想現実でナオキが好きになるホナミを演じる井桁弘恵(27)の“コスプレ姿”にも注目が集まっているが、主演として画面中央で輝きを見せる野間口の演技、しっかり見ておきたい。