怪獣造形のレジェンドが初監督「カミノフデ」に充満する特撮愛 この夏はインディーズ特撮映画が熱い!

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 また「ゴジラVSビオランテ」(89年)から“平成”と“ミレニアム”のゴジラシリーズでデザインを手掛けた西川伸司がヤマタノオロチのデザインを担当し、佐野史郎や釈由美子斎藤工映画監督の樋口真嗣が俳優として出演するなど、特撮映画ファンの心をくすぐるスタッフ、キャスト陣が集結。全編に特撮愛が感じられる作品になっている。

■ゴジラ映画の公開から70年

 今年は「ゴジラ-1.0」(2023年)のVFXを担当した山崎貴をはじめとする白組の調布チームが、米アカデミー賞の視覚効果賞を受賞して話題を集めたが、ハリウッドから見れば低予算といわれたこのゴジラ映画も、日本の土壌からすれば大作。一方で特撮映画はインディーズ作品として、再び脚光を浴びている。現在公開中の井上森人監督による「温泉シャーク」は、架空の温泉地を舞台に高温にも耐える体質を持ったサメが温泉で人々を襲う日本初のサメ映画。製作資金をクラウドファンディングで募って完成にこぎつけた作品で、サメの造形はもちろん、ミニチュアや爆破シーンも満載の特撮エンターテインメント作品だ。

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