フジテレビ「日本シリーズ取材パス没収」をなぜNPBは説明しないのか…元テレ朝弁護士が疑義
日本野球機構(NPB)が、プロ野球の日本シリーズ第1、2戦の取材パスをフジテレビから没収していた件で、その理由として、フジが日本シリーズと同時間帯に大谷翔平選手(30)らが活躍した米・大リーグ・ワールドシリーズを放送した点があげられている。しかし、今回の取材規制について、テレビ朝日で法務部長を務めた西脇亨輔弁護士は疑問を呈している。
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正直、朝も夜もテレビで大谷選手の活躍ばかり見させられるのは、いかがなものかと思う。しかし、それとこれとは別問題だ。「記者の出入り禁止」というNPBのやり方は「陰湿」でしかない。フジがワールドシリーズを放送したことと現場の記者の取材活動とは、何の関係もないからだ。
そもそも報道機関が事実を調べ伝えるための取材の場を奪うことはそう簡単に許されるべきではない。ただ、それでも取材現場で選手に迷惑をかけたりしてルールに違反してしまった場合、その不始末を理由に記者が一定期間出入り禁止になったのなら、受け入れて反省しなければならない場面もあるだろう。