名取裕子もSNSで“なりすまし”被害に 瀬戸朝香、B’zも…“偽アカ”の裏で中高年が詐欺のエジキに
■ターゲットはデジタル弱者の中高年層
先日はアマゾンの電子書籍サービスで吉本ばなな氏ら、人気作家の偽者によるコンテンツが見つかり、吉本は「とんでもないこと」と怒りを滲ませた。AIの進化によって、ネットでのなりすましも簡単になってきたことが背景にあるようだが、さらにネット詐欺など犯罪に詳しいⅠT技術者はこう言う。
「意中のタレントになりすました偽アカを通じて連絡をやりとりする間に、LINEのIDやメアド、携帯番号などの個人情報を吸い上げ、詐欺グループがターゲット名簿を作成している可能性はあります。デジタル金券を買わされたり、ロマンス詐欺の餌食にしようとアプローチしてくることも考えられます。B'zメンバーになりすました偽アカに騙されて、ギフトカードを買わされたり、誤ってチャリティーイベントを依頼して騙されたとか、50代以上の中高年の被害者の話を聞いています」
騙されないようにするには、名取のような有名人であれば事務所のウェブサイトなどで確認したり、そこに問い合わせて真偽を確かめる必要があるという。ますます玉石混交のネット社会、デジタルに自信のない中高年世代は狙われやすいということを自覚しておいたほうがいいかも知れない。
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AIの進化などによって、悪質詐欺が増えている。関連記事【もっと読む】『ニセ村上春樹らに続いて、ニセ吉本ばななも! 生成AI「ディープフェイク」の見破り方を専門家に聞いた』などで深掘りご参照を。