工藤翔子さん13年ぶり女優復帰 居酒屋女将と二足のワラジ
カウンターのみ。補助椅子を含め、10人も入れば超満員になる。ドリンクは500円から、料理は300円から。2000円も飲めばベロンベロン必至だ。
「実は寺子屋開店と同じ時期に水商売の男性と同棲を始めましてね。その男性からピンク映画なんて出るもんじゃない、と反対されたのに加え、ピンクの製作現場に真摯さや熱気が感じられなくなったことが女優をやめ、居酒屋をスタートさせる後押しになりました」
しかし、6年前に同棲解消。それとともに、気持ちが変わってきたとか。
「店に来る役者さんや音楽やってる人なんかから舞台やライブ演奏の魅力を聞いてるうち、自分もやりたくなっちゃったんですよ」
■海外映画祭にも招待された復帰作
かくして去年、古き良き時代の新宿ゴールデン街を題材にした映画「つぐない~新宿ゴールデン街の女~」で13年ぶりにスクリーンに復帰した。
「手掛けたのは林由美香さん主演の『たまもの』で注目された、いまおかしんじ監督、ゴールデン街で『夢二』ってお店をやってる速水今日子さんがプロデューサーをされました。ワタシは主人公の女受刑囚役。ほとんどブランクは感じませんでしたね。ゴールデン街のママやマスターにも出演していただき、現場は和気あいあいとして楽しかったです」