トイレ籠城に号泣も…清原容疑者がコワモテで隠した小心
■止まらぬ汗、収まらぬ貧乏ゆすり
96年オフに西武から巨人にFA移籍。入団会見で本紙記者に、「西武時代の11年間でタイトルなし。自分に巨人でもらう年俸3億6000万円の価値があると思うか?」と聞かれ、キッパリと「あると思います」と答えた清原だが、当時の球団関係者によれば、会見前の控室では盛んに汗を拭い、貧乏ゆすりが止まらなかったという。
別の会見後、ホテルの通路で前から複数の担当記者が向かってくるのを見たときには、下を向いたままきびすを返し、トイレに籠城したこともあったというから、ファンが抱く番長のイメージとはかけ離れている。
一昨年の薬物疑惑報道後、清原のもとからはクモの子を散らすように、球界の人間が去っていった。現役時代に、弟分のようにかわいがっていた某選手も「清原さんから連絡? いやもう、電話番号を変えましたから。触らぬ神にたたりなし」と関係を絶った。
「清原は電話魔のところがあって、寂しくなるとしょっちゅう電話をしたり、メールをしたりする。それが、球界の人間に電話をかけても通じず、メールを出せば宛先不明で戻ってくる。なんでや? と電話口でわんわん泣かれたときは参りました。弱い人間なのは確かです」(清原と付き合いのあった会社経営者)
しかし、弱い人間だから薬物に手を出す、という理屈は成り立たない。結局、快楽に溺れただけだ。人心が離れたのは自業自得。逮捕された清原に向けられる球界関係者の目は一様に冷ややか。それが現実だ。