江藤あやさん<1>上京しシャブ山シャブ子で注目されるまで
今年11月、ドラマ「相棒 Season17」(テレビ朝日系)の第4話に登場した“シャブ山シャブ子”がSNSで話題になった。その怪演っぷりで注目されたのが、今回登場する江藤あやさんだ。出身地の愛知県で舞台やテレビの経験を積んだ後、本格的に女優を目指して上京。アルバイトや派遣社員、正社員として数々の仕事をしながら舞台に立ち続けてきた。その軌跡を振り返ってみよう。
知多市で生まれ、犬山市にある市邨学園女子短期大を卒業しています。短大時代は、アルバイトをしたり、友達と遊んだりと、普通の学生でしたね。
でも、心の中ではひそかに女優への憧れがあって、よく雑誌「Deview」を買って、いろいろなオーディションに書類を送っていたんです。書類で落ちてばかりでしたが、その憧れはずっと続きました。ただ、人には言えなかったですね、恥ずかしくて。
「女優になりたい」という夢もあって就職活動はせずに、卒業後は雑貨屋さんで1年働いた後、「タレントになりたい人たちの下積みの場所だよ」と聞いてイベント会社で働きました。「着ぐるみショー」に着ぐるみを着て出たり、MCとして出たりしていましたが、もっとちゃんと演技が学びたいと思って、養成所に入ることにしたんです。