池田陽子
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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【トウモロコシ】水分代謝をアップして利尿作用を促し水虫を改善

公開日: 更新日:

 命に関わるわけではないけれど、シニアが注意したいのが「水虫」です。足だけでなく、全身のトラブルを引き起こしかねません。水虫は白癬菌が足に感染する疾患。加齢に伴って皮膚の免疫力が低下するため、シニアは水虫にかかりやすいのです。さらに、代謝が落ちることで慢性化する傾向もあります。

 水虫は初期の段階では、指の間の皮がむける、足の裏に水疱ができてかゆみがある、かかとが硬くなり痛むといった症状が現れます。放置すると、爪に白癬菌が入り込む「爪白癬」を引き起こす可能性が大。爪白癬になると、爪が変色し、分厚くなったり変形していきます。その結果、靴を履くときに痛んだり、歩きづらくなることもあります。また、足の指が地面にしっかりと着かないことで体のバランスを崩しやすく、転倒のリスクも高まります。

 さらに、水虫になると皮膚の角層がむけてひび割れが生じるため、細菌感染を引き起こす場合もあります。糖尿病の人にとっては、重篤な状態になりかねません。たかが水虫と思わずに、早めの対策を心がけましょう。

 中医学において、水虫は体の中の「湿」が原因と考えます。湿とは、体内にこもった余分な水分。水分過剰なタイプの人が水虫になりやすいのです。

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