プレミアグループ 柴田洋一社長(1)父が経営する会社が倒産→高校の時、一家で夜逃げ

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 家に債権者が押しかけてきたので、すぐ近くに新しい家を借りたという。

「父親は家族に苦労をさせないよう腐心していました。私は新しい家から高校に通い、大学にも進学することができました。だから、あまり苦労という苦労をした記憶はありません」

 柴田は「苦労した記憶はない」と口にするが、債権者が訪れ、なかなか帰ってくれず騒動になったこともあったようだ。柴田が尊敬していた父親は、柴田が38歳の時に他界している。

「会社を倒産させてからも、父の事業意欲は盛んで、最後まで何か新しいことに挑戦していました。だから、他界した時に借金が残っていて、清算には苦労しました(笑)。生前、父はことあるごとに『ビジネスをやるなら、手形だけは絶対出すな』『銀行には就職するな』と言っていました」

 銀行に対する恨みは大きかったようだ。酔うと父親は「景気のいい時には『借りてくれ』『借りてくれ』と言ってきたくせに、景気が悪くなると手のひらを返したように取り立てる。あれだけごちそうしてやったのに。『洋一、就職するときは絶対、銀行だけはやめてくれよ』」と愚痴をこぼしていたという。

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