半導体大手エヌビディアの株式分割はバブル崩壊の前兆ではないのか?
こうしてみると、米国市場は絶好調なようだが、そこにワナはないのか。
実は、米国市場での株式分割は1990年代後半から2000年代初めに頻繁に実施され、年間で100社近い年もあった。そして、その株式分割ブームの後に起きたのが、ITバブルの崩壊だった。
今回のエヌビディアに代表される株価の急騰や株式分割ブーム。見方を変えれば、株価が高騰しすぎ、膨らみすぎた結果としての株式分割とも受けとれるのだ。
過去にも経験した危ない兆しなのではないのか。米国市場の危険要因は日本市場への悪影響も計り知れないだけに、投資家はこの点を心に留めておく必要があるだろう。 (丸)