第2次トランプ政権で米国株はどう動くのか?

公開日: 更新日:

 こうしてトランプ第1次政権の4年間の成果は、NYダウが55%、ナスダック139%、S&P500は68%の上昇だった。

 そこで第2次トランプ政権だが、前回と同様、親ビジネス的な政策を推し進めるとみられ、米国株は堅調に推移することが予想されている。ただ、その政策により、追い風を受ける業種、逆風を受ける業種が出てくる。

 ①「トランプ減税」の法人税減税ではとくに製造業、所得減税では消費拡大で小売業にメリットあり。

 ②AIや暗号資産、宇宙開発、エネルギーなどの「規制緩和」では半導体、資本財、エネルギー関連企業にメリットあり。

 一方、③関税率引き上げが焦点の「通商政策」では、中国ビジネスの比率が高い企業にはデメリット。

 ④パリ協定再離脱などの「気候変動政策」では、環境関連企業にデメリット。

 そういう意味で、今後4年間のトランプラリーは4年前の焼き直しになる公算が大なので、第1次政権時の米国株の動きを徹底的に再チェックしてみることが成功の近道と言えるのではないか。 (丸)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ