長期低迷のJ-REITに「投資妙味あり」な3つの理由

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 相変わらず都心のマンション価格は高騰を続けているが、一方でJ-REIT価格が長いこと低迷している。「東証REIT指数」は今週、今年の8月5日につけた1621ポイントを下回り、4年半ぶりの安値となっている。

 ちなみに指数の過去最高値は2007年5月末の2612である。

 J-REIT低迷の背景にあるのは金利上昇による借り入れコストの増加懸念だ。しかしながら、逆風ばかりではない。投資妙味が出てきたともいえる。

 その理由は3つだ。

①顕著な割安感

 まず、株式のPBR(株価純資産倍率)に相当する倍率が過去最低圏にあること。一方、分配金利回りは11月末で4.80%と、12年以降で最も高い水準だ。東証プライム全銘柄の配当利回り2.36%(12月17日)と比べても魅力だろう。

②オフィス市況の改善

 コロナ禍からの経済回復や出社回帰などによりオフィス需要の回復が続いている。空室率が低下し、賃料は上昇傾向だ。

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