米国のアリバイづくりの文書に野村と来栖は体を震わせた
アメリカ側が日本に示す「暫定協定案」(これが後のハルノートと言われるのだが)を事前に受け取った国の中で、チャーチルと蒋介石はすぐに反応を示した。この案には暫定的であれ日米が戦争を回避する方向も盛られていたからだ。加えて日本の満州からの撤退を求めるが、中国からの撤退には触れていな…
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