著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

最高戦争指導会議は広島への原爆投下3日後にようやく開かれた

公開日: 更新日:
広島に続き、長崎市に原爆投下される(1945=昭和20=年8月9日) (C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 広島への原子爆弾投下のあと、トルーマン大統領もはっきりとこれは原爆であると世界に告げた。鈴木貫太郎首相や東郷茂徳外相はこの事実を、国民に伝えるべきだと主張した。しかし陸海軍の本土決戦派は「これは謀略かもしれない」「それを明らかにすると国民の衝撃は大きい」と譲らず、戦争指導も難し…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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