マー君の女房役・嶋が初吐露「快く送り出してあげたい」
田中は第6戦でロペスに同点2ランを被弾。その際、ベースを回るロペスから挑発され、にらみ合った田中が思わず、怒声を発しました。第2戦の六回2死満塁のピンチでロペスから三振を奪ったときに、田中が派手なガッツポーズをしたのが伏線にありました。
「将大が珍しく物凄くカッカしていた。(第7戦の九回)打順を見たら、そのロペスに回る可能性がありましたからね。それで、『落ち着いていこうな』と声をかけにいったんです。冷静に、冷静にと」
06年のドラフトで同期入団して7年。互いの心情を手に取るように分かる2人だからこその会話だったわけです。それだけに、田中の夢をかなえてあげたいという気持ちが嶋には強い。傍観者としては、2人が笑顔で別れの握手ができるのを願うばかりです。