フィギュア金メダル“裏取引説” 露ペアの完璧演技で現実味

公開日: 更新日:

 日本時間13日早朝、フィギュア・ペアが行われ、ロシアが1、2位を独占。2013年世界選手権優勝のボロソジャル、トランコフ組が王者に輝いた。ジャンプで手を着くというミスを犯したが、これをものともせず圧倒的な得点で、2位に20点近く差をつけた。

 これでロシアのフィギュア競技での金メダルは団体と合わせて2つ目。圧倒的な強さを見せる一方で、「やっぱりあの話は本当なんじゃないか」というヒソヒソ話が会場で広がっている。ロシアと米国の裏取引疑惑のことだ。

 アイスダンスで初の金メダルを米国に譲る代わりに、ロシアが団体とペアで金メダルを獲得するよう、採点操作を行うとフランスのスポーツ紙「レキップ」が報じられている。この報道を両国は真っ向から否定したが、噂通りロシアが団体に続いてペアでも金となり、裏取引の信憑(しんぴょう)性が高まった。

 もっともロシアのペア金、銀は誰が見ても疑いようがない完璧な演技だった。米国がアイスダンスの金欲しさにロシアに取引を持ちかけた、というのが真相か。


▽ペア
(1)タチアナ・ボロソジャル、マキシム・トランコフ(ロシア)236.86点
(2)ストルボワ、クリモフ(ロシア)218.68点
(3)サブチェンコ、ゾルコビー(ドイツ)215.78点
▼高橋成美、木原龍一=SP48・45(高橋組はフリーに進めず)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”