女子フィギュア「真央&ヨナの後継者」は米国のアイドル
■真央&ヨナの後継者
ソチ五輪の女子フィギュアといえば、日本では「浅田真央とキム・ヨナの一騎打ち」が注目されているが、共に今大会での引退を明言している。
その2人の「後継者」として注目されているのがこのグレイシーだ。
7歳でスケートを始めると、双子の妹(カーリー)と共にフィギュアに没頭。美貌と実力に磨きがかかった12─13シーズンからはグランプリシリーズにも参戦。今年1月の全米選手権ではワグナー、長洲らを抑え初優勝を飾り、ソチ五輪代表の座を射止めた。
氷上での彼女の見せ場は高速スピン。軸がぶれない安定感が持ち味で、その美しさは高い評価を受けている。
一方、課題はジャンプだが、今季からバンクーバー五輪男子シングル金メダリストのライサチェック(米国)らを指導するフランク・キャロルコーチの下で猛練習。高さのある3回転ジャンプを成功させるなど成長著しい。
今大会前にはカード会社「VISA」の五輪CMにも出演。アメリカでは国民的アイドルになりつつある。
将来の夢は医師または歯科医という堅実な夢も持ち合わせる彼女。本番では名前通りの「金」は難しいが、ノーミスならメダルの可能性は十分にある。