メジャー入り後最短KO…ダル「ア軍に7連敗」の真相
「それこそビーンGMの真骨頂でしょう」と、アメリカ野球愛好会副代表の鈴村裕輔氏がこう言う。
「ムダ振りをせず、ファウルで粘り、相手投手には極力、球数を投げさせる。四球を含めた出塁率を重視し、結果としてアウトにならない攻撃を心掛けているのです。そうやって投手のリズムを崩していく。マイナーからメジャーまで選手にはその方針を徹底させていて、他球団の選手でもそういうタイプしか獲得しません。ダルビッシュは同一地区で、最大のライバルチームのエースですからね。他の投手以上にデータを綿密に分析、間合いを外すことを組織的にやっています。ダルビッシュには、例えば決め球を見せ球で使うとか、かなり極端な変化が求められると思いますね」
アスレチックス戦になると勝てないのは、それなりの理由がある。ダルは降板後に気付いたことがあると言った。それが正解なら連敗は止まるはずだ。