コンフェデ杯の悪夢払拭へ 連覇狙うスペインに吹く“追い風”
今大会は初戦のオランダ戦がブラジル中部のサルバドル、2戦目(18日、チリ戦)はリオデジャネイロが会場。いずれも最高気温25度前後で湿度も50%程度。3戦目(23日、オーストラリア戦)に至っては、同国南部のクリチバで、このエリアは6月の湿度は50%以下の日もあり、平均気温も18度前後。寒い日には雪も降るため、スペインには「追い風」になる。“難関”フォルタレザでの試合は、決勝トーナメントに勝ち進んでもわずか1試合しかない。
コンフェデ杯のスペインは準決勝から決勝まで中2日という過酷な日程を強いられた。今大会は決勝まで試合間隔が最大で中4日ある。
さらにスペインは今大会前の6月2日から、気候が試合会場に近い米国東海岸のワシントンで合宿。約1週間かけて時差ボケを解消、W杯本番の試合時間に合わせて練習や食事時間などを組んで万全な態勢を整えてきた。
デルボスケ監督が、米国合宿終了後に「コンフェデ杯では暑さと湿度、日程にやられたが、今回はその不安はそれほどない」と話していたのは、そんな理由からだ。
南米で行われるW杯では欧州勢は一度も優勝していない。今大会のスペインはジンクスを破れるか。
初戦となるオランダ戦のカギは、予選の全8試合中6試合で2得点以上の相手攻撃陣をどう抑えるかだ。