2年目で一軍キャンプも 西武・森友哉を待つ「リード」猛特訓
未完の大器を待つのは英才教育か、受験前の追い込みか。
西武の森友哉(19)が2年目のキャンプで初めて一軍スタートすることが決まった。昨季はキャンプから二軍暮らしが続くも、7月に鮮烈デビュー。高卒新人ながら3戦連続本塁打とファンの度肝を抜いた。
すでにバットは一軍レベル。球界では「城島以来の打てる捕手」だけに西武首脳陣もスタメンで使いたいが、ではどこを守らせればいいのか。
本業の捕手は肩こそ強いものの、キャッチングはイマイチ。リードに至ってはサッパリだ。昨季24試合でマスクをかぶれたのは、Bクラスからの挽回が不可能と判断した首脳陣が育成を重視させただけ。正捕手の炭谷がFAせずに残留したのも、「正捕手の座を奪われることはまずない」と判断したからだろう。
一塁とDHは昨季本塁打王を分け合った中村とメヒアの定位置。となれば、やはり森は捕手として一人前になってもらうしかない。
心配なのは「リードが苦手」といわれるように、臨機応変なリードができるようになるのか。
「投手陣も総動員で朝から晩まで配球を叩き込むはず。将来の正捕手である森のリードが成長しなければ、彼らもメシの食い上げですからね。森は練習中から夜の宿舎まで、捕手の勉強をさせられるでしょう」(西武OB)
森の頭がパンクしないか心配だ。