報道陣に毅然とクギ 日ハム大谷に“3年目の異変”起きた理由
笑顔だったが、目は笑っていなかった。日本ハムの大谷翔平(20)がキャンプ初日、ブルペンで64球のピッチング。その後、カメラマンに対してこう口走ったのだ。
「シャッターの音がメチャクチャ気になります」
大谷はこの日、報道陣席に一番近い場所で投げ込んだ。大谷が1球投げるごとに、何台ものカメラが「カシャカシャ」とシャッター音をたてる。それが気になったのだろう。注目選手だから写真を撮られるのは当然としても、あえて報道陣にうるさいとクギを刺す行為は、これまで見られなかった。
報道陣への接し方の変化でいえば、キャンプ前の自主トレ期間中に話題になった「ワインドアップ投法」への挑戦についても同じだった。この日は、報道陣からすべてセットポジションで投球したことについて聞かれると、これまた笑顔を交えつつもこう言った。
「別にワインドアップにしようとは思っていません。今年、それでいくみたいな感じになっていましたが、僕はそんなことは言っていない。(新聞を)おかしいなと思って見ていました」