メジャーで争奪戦か “問題児”グリエル抱える数々のハンディ

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 先日、DeNAが契約を解除したキューバ人内野手のグリエル(30)が、ヤンキースへの入団を希望したと話題になっている。米ヤフーニュースの取材に、「世界の最高レベルでプレーするのはすべての選手の夢。プレーしたい球団? ザ・ヤンキース」と答えたのだ。

 もっとも、米国とキューバは現在、国交回復交渉の最中。グリエルに亡命の意思はなく、「禁輸措置が解け、政府がメジャーでプレーする許可を与えると言うのを待っている」(グリエル)状態だ。

 グリエルはDeNAと契約しながら、来日の意思すら見せなかった。まるで契約を解除されるのを待っているかのような態度だったから、恐らくどこかのメジャー球団にツバを付けられているに違いない。

 国交が正常化され、キューバ人選手が自由にメジャーでプレーできるようになれば、有力選手は莫大な金額による争奪戦になる。そうやって派手な札束合戦が繰り広げられる前に、いまのうちから水面下で青田買いが行われているともいわれる。

 グリエルはしかし、そこまでの選手か。過去にメジャーで活躍したキューバ人選手の多くは、グリエルよりはるかに若い年齢で挑戦している。

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