マスターズ18位発進の松山 初日のパット不調が“致命傷”のワケ

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 メジャーの舞台はタフだ。だが前夜に雨が降った影響でグリーンにボールは止まった。好スコア続出だったが松山は終盤に息切れ。17番パー4で1メートルのパーパットが入らず、この日、2度目の3パットボギー。18番ではティーショット、2打目ともバンカーにつかまり、3打目はピン上2メートル。ところが、これも入らず連続ボギーだった。

「あまりいい状態ではなかったが、うまくリズム良くプレーできた。アイアンはだいぶいい感じ。あとはティーショットとパッティング」(松山)

 松山は3月後半のアーノルドパーマー招待出場(21位)から2週間、ツアーを欠場、極秘に一時帰国して調整してきたが、太平洋を往復する長距離移動は体への負担も大きく、それでよかったかは疑問が残る。初日単独首位のJ・スピースはマスターズ直前の2大会で、ともに2位と試合をこなしながら調子を上げてきた。松山はマスターズへの入り方が失敗ではなかったか……。

 作家の三好徹氏は本紙連載コラムで「あのコースのグリーンは、ほかのコースとは全く異質である。実に不可思議なグリーンで、見た感じでは軽いスライスのラインなのに、パットすると軽いどころか、常識を超えた曲がり方をするのだ」と指摘している。

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