来季は日米でスケジュール“白紙” 心配膨らむ有村智恵の今後
それでも下部賞金ランクは15位と、シード権が与えられる10位まで6970ドル(約83万円)足りなかった。要するに来季スケジュールは白紙状態なのだ。
「日本で数試合出たら、再渡米して来季出場権をかけた米最終QTに出場するようです。有村は今年、米レギュラーツアーと下部ツアーの掛け持ちに加えて日本ツアーにも出場するなど、どっちつかずの戦い方がまずかったと思う。下部ツアーは年23試合もあり、結果論になってしまいますが、下部に専念していたらシード獲得のランク10位内も可能だったでしょう」(米ツアー記者)
有村はシーズン前に「日本でどんなにいい成績を出しても、米ツアーに帰って自信を持ってやれるかというと、たぶんそうじゃない。米ツアーで自信をつけて、米ツアーに慣れていくしかない。日本ツアーよりも米下部ツアーを優先したい」と語っていた。
しかし米ツアーは地域によって芝が違い、そこからパットに悩みだした。さらに、グリーン回りのアプローチまでイップス気味になってしまった。
プレースタイルを見失って、日本でも好成績を出せなくなった有村に戦えるステージがまだ残っているのか。