痛恨の回転不足…浅田真央GPファイナル出遅れ3位発進

公開日: 更新日:

 2シーズンぶりの大舞台も滑りに精彩を欠いた。

 フィギュアスケートのGPファイナル(スペイン・バルセロナ)は11日(日本時間12日)、女子ショートプラグラム(SP)を行い、浅田真央は69.13点で3位だった。

 男女含めて史上最多5度目のファイナル制覇がかかる浅田。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)こそ決めたが、その後のジャンプは冴えなかった。

 3回転―3回転の連続ジャンプを回転不足と取られると、後半の3回転ルッツも1回転に終わる痛恨のミスを繰り返す。演技を終えると自身への不甲斐なさからか、右手でこぶしを叩きつけるしぐさを見せ、悔しさを隠さなかった。表現力を評価する演技構成点では全体トップの35.12点をマークしながら、ジャンプのミスが響いた。

 2季ぶりに復帰した今季はかつてのような完璧な滑りからは程遠い状態が続く。浅田が「ルッツが不安定でまだ自分のものになっていない。自分の体とタイミングとが不安定なところが出てしまう」と話す通り、精度を欠いたスケーティングが致命傷になっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド