オランダで“偉業”達成確実 ハーフナーは代表入りはできるか
ロシアW杯アジア2次予選の残り2試合・24日のアフガニスタン戦、29日のシリア戦(いずれも埼スタで開催)の日本代表メンバーが17日に発表される。決定力不足の日本代表にとって、エースFWが絶好調をキープしながら帰国するのは、大きなプラス材料である。
英プレミアのレスターに所属するFW岡崎慎司(29)は、14日のニューキャッスル戦で大技オーバーヘッドで先制点を決め、これが決勝点となって勝ち点3をゲット。プレミア首位のレスターは2位との勝ち点差を5に広げ、リーグ初優勝に向けて突っ走っている。
もう一人、欧州リーグで結果を残しているストライカーがいる。13日のオランダ1部・ユトレヒト戦で今季13点目を決めたデンハーグFWハーフナー・マイク(28)だ。 FW岡崎がドイツ1部マインツ時代に記録した「欧州主要リーグの日本人1シーズン最多得点の15点」を軽々とクリアする勢いなのである。
「空中戦で強さを発揮する身長194センチのハーフナー、俊敏性が持ち味の174センチの岡崎が凸凹2トップを組めば、代表の決定力不足も解消するはずだが、ハーフナーは代表になると木偶の坊になってしまう。彼は戦術理解力が足りないタイプ。ポジショニングなど戦術的な決まり事が頭に入らないのです。ハリルホジッチ監督は、もともと長身系FWが好みのタイプ。ハーフナーを招集して実戦テストをしたいと思っているが、日本サッカー協会の技術委員会が『ハーフナーは使えない』と待ったをかけてきた」(サッカージャーナリスト)
ハーフナーが、欧州でゴールを量産できるのは監督から「好き勝手に動いてゴールを決めろ」と言われ、伸び伸びプレーが奏功している。もし今回の代表メンバーに入った場合、試合に出す時はアレコレ細かい指示は一切出さず岡崎とセットで自由自在にプレーさせてみるに限るのだが……。