続く中4日先発 ヤンキース田中“未体験”の不安をどう払拭

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「中4日を続けた直後に離脱したことは当然、本人の頭の中に記憶として残っていますから、不安というか怖さはあるでしょう。まして強い痛みを伴ったとすれば、強烈な印象として脳裏にすり込まれているはずです。同じ状況を迎えた時点、場合によってはその前の段階で記憶が蘇る可能性もあります。例えば一般の人であっても、ヒドいギックリ腰をやれば、そうなりそうな状況になっただけで気を付ける。ヒドい痛みは二度と経験したくないという意識が働くからです。中4日が続いた時点、あるいは続きそうになった段階で、怖さが生じるでしょう」

 それなら田中は中4日が続く次回登板は期待できないのか。トラウマを取り除くにはどうしたらよいか。

「100%の実力を出せないのであれば、70%の中でベストの投球をすることを考えるべきでしょう。足りない30%のことを考えても、パフォーマンスは落ちるだけ。田中クラスの投手なら70%で打者を打ち取る技術をもっているでしょうし、この壁を乗り越えれば次回から怖さを感じなくなるかもしれません」(前出の高畑氏)

 この試合で田中が一発を喫したのは、いずれもキレのない変化球を捉えられたもの。右肘の状態が決して万全とは言い難い田中は、中4日のマウンドをどうやら乗り越えていくのか注目だ。

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