“2歩のズレ”が命取りに…リオ五輪新体操は超辛口ジャッジ
「しっかりと演技しても審判に(点を)取ってもらってない部分もあった」――。
新体操日本代表のエース格である畠山愛理(21=日本女子体育大学)が採点への不満を漏らした。
26日、日本体操協会は新体操のリオ五輪代表メンバー5人を発表。五輪の前哨戦となったW杯アゼルバイジャン・バクー大会(22~24日)の団体決勝ではリボンで全体5位となる18.100点をマーク。フープ・クラブと合わせて35.600点で総合6位に付けた。五輪では1種目につき18点台が入賞、メダル獲得ライン。本番に向けて弾みをつけたが、畠山が明かしたように審判のジャッジは厳しい。
山崎浩子強化本部長によれば「五輪ではわずか2歩の差が明暗を分けることになる」と、こう解説する。
「例えばボールやリボンを投げてキャッチする際に1~2歩動いたり、足を180度に広げて静止する演技では、足の上げが足りないと今のルールでは得点としてカウントされないのです。細かいミスが重なればトータルで1点以上、取り損ねることにもなりかねないのです」
先のW杯でもミスが目立ったという新体操団体。リオではたった2歩のズレが命取りになる。