復帰戦勝利も消えぬ不安 錦織の故障「南米の赤土」原因か

公開日: 更新日:

 しかし、クレーは球足が遅く、ボールが高く弾むのでラリーが続きやすい。しかも、南米のクレーコートは欧州ほどしっかり整備されていない。同じクレーでも、大会によって状態は大きく異なる。今季はそれまで2大会(ブリスベン国際、全豪)しか戦っていなかった錦織にとって体への負担が大きかったことは想像に難くない。痛みが出たのはハードコートのマイアミOPでも、「南米2大会の影響は否定できない」と関係者は話す。

 錦織は2月3日開幕のデビス杯に出ると南米大会に向けて日程が厳しく、「体のことを考えて」欠場を決めたと言った。その南米大会が故障の原因になったとすれば皮肉な話である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド