西武は去る者追わずから一転…FA浅村“残留最優先”の本気度

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 が、ここにきて風向きが変わりつつあるという。「“渡辺GM”の存在です」とは、セ球団の編成担当だ。

西武は当初、浅村の引き留めに3年12億円程度の条件を用意した。それを楽天の条件並みに引き上げ、13年に“おかわり”中村に提示した4年20億円にベースアップしたようだ。マネーゲームに乗らなかったこれまでの方針から大きく方向転換した。西武は今、来年1月1日付でGMに昇格する元監督の渡辺久信SDが交渉役を担っている。菊池のポスティングを容認し、炭谷も出場機会を求めてFA移籍が確実。その中で渡辺SDは、FA流出が続く負の歴史に歯止めをかけるべく、浅村にだけは残ってほしい、という姿勢で残留交渉に臨んだ。これには浅村自身も驚いたそうです。過去の例からして、積極的な引き留めはないものだという認識があった。もともと控えめな性格で、自分からガンガン売り込むタイプではないようだし、西武残留の目が出てきたといっていい」

 浅村を巡っては早くも楽天、ソフトバンクオリックスが名乗りを上げたが、四つ巴の争いは今のところ、西武が一歩先を行っているようだ。

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