阪神4位・斎藤友貴哉 脱サラした父は居酒屋で月商100万円

公開日: 更新日:

「体を大きくするのが私の仕事だと思っていました。野菜はあまり食べなかったので、おかずは肉類で“攻め”て、青汁だけは必ず飲ませていました」(千架子さん)

 雄一さんは野球に関して特別何も言わなかったが、「礼儀正しく、挨拶だけはきちんとしなさい」と教えた。

「きちんと立ち止まって、お辞儀もしなさいと。歩きながらの“流れ”の挨拶だと相手にきちんと伝わらないからダメだ、ということは何度も言いました」(雄一さん)

 そんな父は、斎藤が桐蔭横浜大に通っていた3年前、勤めていた会社を辞め、雄一さんの父、つまり斎藤の祖父が営んでいた製造業の会社を継いだ。そして昨年6月、一念発起して会社を畳み、居酒屋経営を中心とした会社を設立した。雄一さんは言う。

「たまたま知り合いから“やってみないか”と声をかけられたのがきっかけです。居酒屋以外には運転代行などもやっています」

 サクランボの生産が全国一を誇る東根市にある居酒屋の屋号は「だるま」。地元の人たちに愛される店にするべく、オーナーとして経営に専念、店には立っていない。斎藤がドラフト指名されたことで、知人から連絡が来ることもあるが、今は騒ぎにならないよう極力、店に行くことは控えているという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ