エ軍大谷サイ・ヤング級投手との対決は二刀流の生きた教材
大谷は、マウンド上では打者目線で投球を組み立てる一方、打席では投手心理を読み取って狙い球を絞るなど、二刀流の利点を存分に生かしている。特に打席では、「相手バッテリーの配球が自分の投球の参考になることもある」と話している。
大谷は6日にブルペン入りした際には術後、最多の50球を投げ込むなど、投手としてのリハビリは最終段階に入った。順調に調整が進めば、10月中の実戦復帰が見込まれる。
大谷は昨年9月2日のアストロズ戦(2回3分の1を2安打2失点)を最後にマウンドから遠ざかっている。今回、対戦するのは変則左腕のセールに、技巧派のポーセロと、タイプはそれぞれ異なる。揃って独特な投球スタイルの持ち主でもあるだけに、投手としての感覚を取り戻すうえで幅は広がるだろうし、生きた教材になるに違いない。